その他

山林部

河田 草一

2011年入社

QUESTION1

どんな仕事をしていますか?

山林部のフィールドは主に真庭市に所有する400haの自社有林と地域の民有林や公有林の委託業務の2種類があります。
自社林では、間伐(密集している木を間引く作業)や林道の補修などの維持管理、委託業務では依頼に応じて間伐や皆伐(すべての木を伐って収穫する作業)を行っています。また、地域の方からの依頼で住宅地などで邪魔になっている木の伐採や、学生や一般の方々を受け入れた森林体験や環境教育も行っています。
林業をする上で私が一番やりがいを感じることは技術の向上です。特に伐倒作業は樹種や状態、周囲の環境が毎回違う中で思ったように倒すのは簡単ではなく、やればやるほど奥深さが分かってきます。その結果、綺麗に仕上がった山や現場への満足感はひとしおで、山の所有者である山主や依頼主からの感謝の言葉がもらえたときは、やって良かったと感じます。

QUESTION2

印象に残っている仕事

自分から山林部に導入したいと始めた、ツリークライミング技術を使った特殊伐採作業です。
ツリークライミングとはロープを使って安全に木に登る技術で、鉤爪を使わないので木へのダメージも少なくてすむというメリットもあります。
私以前に会社としてツリークライミングを用いた伐採をしたことはなく、ほぼ初めての仕事でした。
ツリークライミングで高さ25m以上のスギの木に登り、クレーンに吊り下げたロープを木の上部に固定。そのまま木に登った状態で、中間をチェーンソーで伐倒します。伐られた上部はクレーンに吊られているので、伐倒時に周囲に影響を及ぼすことなく運び出すことが出来ます。
何度も下見と想定、計画を重ねて無事完了したときの達成感は今でも道から現場が見えるたびに思い起こされます。数が多いものではありませんが、メインでない仕事だけに技術向上のための自己努力が欠かせません。

QUESTION3

会社の雰囲気

山林部は社内では離れ小島で計5名の小さな所帯、長く務めているメンバーが多いので良く知った安心感があります。上司もやりたいことはやらせてくれる挑戦しやすい雰囲気です。月1~2回は本社へ用事があるため本社メンバーとも会えば話ができる関係ができています。

QUESTION4

今の仕事だからこそ得られる経験や価値

自然の中だからこそ直接環境や気候に左右されるという辛さもありますが、それを上回る喜びや楽しさがあり、自分には合っていると思います。山や木のことを知るにつれ、自然全体の奥深さにも興味をもつようになり、人生観も変わった気がしています。一次産業は社会基盤を支えている産業でもあり、志を持った仲間同士、つながりができています。

QUESTION5

休日の過ごし方

小学校・保育園の子どもがいるので、行事やイベント事に一緒に出掛けることが多いです。
暇があるときには自宅の庭や畑仕事。仕事柄興味がある庭木はジャンルは違うものの勉強しながら手入れをしています。畑も同じく山と同じようにできるだけ化成肥料・農薬を使わずに育てることを楽しんでいます。また、薪ストーブがあるため薪づくり、古い部屋のDIYなど色々としています。


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