落合山林の季節の話題をお送りします

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二ホンアナグマ

  • 2021年10月30日

事務所裏山のクリが何か動物に食べられた跡があったため、
赤外線カメラを設置したところ、犯人が映っていました。

丸々と太った二ホンアナグマです。
日中はほとんど見かけることがない種で、タヌキによく似ますが目の上下が黒い点が特徴的です。

クリ園周囲にはイノシシ避けのためトタン板を張り巡らせていますが、
アナグマは木などに登って侵入すると思われます。
この後、ネズミのような小動物も映っていました。

クリを食べられるのは惜しいですが、冬支度のためしっかり栄養を取ってもらえれば幸いです。

【2021.10.29 落合山林】 記事詳細へ

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セイタカアワダチソウにアサギマダラ

  • 2021年10月21日

旅することで知られるアサギマダラ。
落合山林でもフジバカマを植えて呼び込もうとしていますが、
ここ2年は花が付かず失敗しています。

しかし、真庭市落合地区では有志の方々の努力で所々にフジバカマが植えられ、
最近は9月中旬~10月の期間でよく見られるようになっています。

つい先日、外来種であるセイタカアワダチソウにとまっているところを目撃し驚きました。
何かと目の敵にされるセイタカアワダチソウですが、当社の山林内でも見られるようになっています。
おそらく野鳥が冬の期間のエサとして花を食べることで広がっているものと思われますが、
こうして珍しいチョウの蜜源となっている事実もあるのだと考えさせられた出来事でした。

【10月16日 真庭市木山】 記事詳細へ

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月齢伐採

  • 2021年10月06日

本日、10月6日は新月です。
待ちに待った“月齢伐採”を実施しました。

月齢伐採とは木が水を吸い上げない休眠期である9月から2月の下弦の月~新月に
木を伐採することで狂いにくく腐りにくい良質の木材を生産する伐採技術です。

昔から先人たちは自然の法則に従って農作業のタイミングや木の伐採時期を
決めていたと言われます。
竹細工職人も秋の新月日に一年分の竹を伐採するそうです。

科学的根拠があるかどうかの検証は今後の課題ですが、
我々も“良質な木材生産”、“付加価値向上”を目的としてこの実験を行いました。
今後、ヒノキはひと月、スギは3ヶ月の天然乾燥を行い、製材後も自然乾燥を実施します。

比較対象として、半月後の満月時期にもサンプル木を伐採する予定です。
また、斜面上方と斜面下方への伐採を両方試し、どちらがより効果があるかを検証します。
改めて報告させていただきます。

【2021.10.6 落合山林】
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ニホンヒキガエル 2匹

  • 2021年10月01日
9月29日(水)、久しぶりに雨が少しだけ降りました。
このような湿った日に出現するのがニホンヒキガエルです。

自社林林道にて。あやうく車で轢きそうになりました。
逃げようとしても大きすぎてジャンプできません。基本、歩きです。


3時間後、通りの少ない公道にて。
やっぱりこういう天気には出てくるんですね。
こちらも車に轢かれてはいけないので、道路脇に追いやります。
先ほどの個体より二回り大きいサイズ。

ニホンヒキガエルも岡山県版レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類です。

【2021.9.29 落合山林、真庭市西河内】 記事詳細へ

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