落合山林の季節の話題をお送りします

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クマタカ

  • 2023年12月02日

飼育していた烏骨鶏がクマタカに襲われました。

クマタカと言えば、国内では絶滅の危機に瀕している“森の王者”です。
生態ピラミッドの頂点に立つ種であり、翼を広げるとその大きさ170センチとも。
ノウサギやヤマドリなど小動物を獲物とする猛禽です。

普段は見たくてもなかなか見れない鳥、憧れの鳥であり
山を管理する身としては、経済性を持たせつつ、クマタカが生息できる山にしたい!と思っていました。

烏骨鶏が襲われたことは残念でしたが、クマタカの存在を教えてくれたことに感謝しています。
悲しさと嬉しさが入り混じる、興奮した一日でした。

※放し飼いにしていた烏骨鶏が襲われたのは3回目であり、いずれもメスが狙われています。
 過去2回は捕食者を特定できておらず、カラスやキツネだと思っていましたが
もしかしたらクマタカだったのかもしれません。

【2023.12.1 落合山林、岡山県レッドデータブック絶滅危惧Ⅰ類】 記事詳細へ

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サンインヒキオコシ

  • 2023年10月14日

毎年、秋に林道脇に咲く山野草ですが、名前を特定できず紹介できなかった植物です。

直射日光のあまり当たらない林縁にひっそりと咲きます。
花弁は薄いブルーから紫がかった色で1センチ未満の小さな花。
とにかく1本に多数の花を付けるため、まとまって生えているととてもきれいです。

秋は長く花を楽しめる季節です。

【2023.10.14 落合山林】 記事詳細へ

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ザトウムシ

  • 2023年09月29日

脚も8歩ありクモに似ていますが分類学上はクモではなくザトウムシ目となります。
体も小さく、脚も細いため見つけようと思ってもなかなか会えませんが、
葉っぱが動いていたりするとザトウムシが歩いていることがあります。
果たしてここまで長い脚が必要なのでしょうか。

特に危害を加えられることはありませんが、気づかないうちに体に付着することがあり、
首筋を登ってこられるとぞっとします。

【2023.9.26 落合山林】 記事詳細へ

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アオダイショウ

  • 2023年08月09日
山荘に向かう林道で太い枝かと思いきやアオダイショウでした。

スケールを当ててみると約160㎝、大人の身長ほどあります。
毒はなく、ネズミを好み住宅内にも侵入するため、人と共に暮らすヘビとも言われます。

たまに軒先にぶら下がっている抜け殻の正体は彼らです。
また、山口県・錦帯橋付近で見ることができるシロヘビはアオダイショウのアルビノです。

【2023.8.9 落合山林】 記事詳細へ

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モリアオガエル

  • 2023年08月07日
夜道を帰っていたところ、車のフロントガラスにモリアオガエルが落ちてきました。

モリアオガエルは6月頃に産卵のために溜まり水に泡状の卵塊を産むことで知られていますが、
孵化したオタマジャクシがカエルになってからの生態はあまりよく知られていません。
森へ帰ることは分かっていますが、産卵時期以外にはあまり見かけることがないのです。

道路上へ張り出した枝から落下してきたと思われますが、案外、樹上生活中心なのかもしれません。
脚が長くてハンサムですね。

#岡山県レッドデータブック 絶滅危惧Ⅱ類

【2023.8.6 落合山林】 記事詳細へ

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