シロスジカミキリ
アラカシというドングリの成る木を切ったところ、
中に冬眠中のシロスジカミキリが潜んでいました。
カミキリの仲間は日本に約800種いますが、シロスジカミキリはその中でも最大の種です。(約5㎝)
幼虫・成虫ともに生木の材を食べ、写真のように直径10㎝の木のうち5㎝を食害していました。
これが原因で大きな木が風で折れてしまうこともあります。
正面から見ると立派な上あごがあり、これに噛まれたら出血間違いなし。
捕まえると胸と腹の間をこすらせ、「キリリ、キリリ」と音を鳴らすことも威圧感を増しています。
大きな木のウロは鳥や小動物の住処となりますが、小さな木にも昆虫が住み着くことが分かる体験でした。
【2019.3.19 落合山林にて】
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