落合山林の季節の話題をお送りします

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白髭山の天然ヒノキ

  • 2011年11月29日

林業経営者協会の研修で高知県の白髭山(しらがやま)国有林の天然ヒノキを見てきました。

海底から隆起してきた蛇紋岩(じゃもんがん)と呼ばれる地質は、いわば岩で盛り上がった
山のため隙間が多く、所々に風穴があったり雨が降っても地下に浸透し100ヘクタールの
範囲に川が1本もないという植物にとっては厳しい地理条件です。

そんな蛇紋岩地帯で樹齢650から700年間生きられるのがヒノキです。
土が少ないため枯れた木に落ちた種の一部が発芽し、枯木を伝って岩の間に根を張ります。
そのため土台の木が腐ると「根下がり」と呼ばれる形状となり、特異な樹形が形成されます。 記事詳細へ

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白髭山の天然ヒノキ

  • 2011年11月29日
こうして成長した木もやがて枯れ、次の世代の苗床となるのです。
人工林とは根の張り違うため、台風の通り道にも関わらず倒れません。

ヒノキの立木としての強さ、根の大切さ、枯木の重要性など日本のヒノキ更新
が凝縮された山に感銘を受けました。 記事詳細へ

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アケボノソウ

  • 2011年10月06日

近くで見ると模様のきれいさに見入ってしまいます。
湿り気のある谷沿いに自生している二年草です。

二週間ほど前の新聞にこの花の写真が紹介されており、
山の便りで送ったばかりのヤマジノホトトギスに似た模様の花だなと
気になっていた花です。

夜明けの星空を連想させるためこの名前が付いたようです。
花言葉は「今日も元気で」 記事詳細へ

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ギンリョウソウモドキ

  • 2011年10月06日

春に咲くギンリョウソウに対し、ギンリョウソウモドキは秋の花。
時期的な違いで見た目はほとんど同じだが、二種類あるという事実を初めて知った。

葉緑素を持たないため光合成はできず葉も退化している。
ギンリョウソウの別名はユウレイタケと呼ばれ、全体的に透明に近い白色が
その様を表している。

山の中で稀に見かけることはあったが、初めて写真に撮る機会となった。 記事詳細へ

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ヤマジノホトトギス

  • 2011年09月12日

カラフルな花が特徴的なユリ科の山野草です。
やせ地の暗い林下に自生し、花は2日間といわれます。

林道の草刈り途中に見つけましたが、赤土で他の雑草が育たないような場所でした。
競争相手は少ないでしょうが、わずかな日照と養分で生きている生命力を感じました。

花に出会えれば、その色や形の珍らしさから覚えやすい種でしょう。
ホトトギス(鳥)の胸には斑点があり、この花の名前の由来になっているようです。 記事詳細へ

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