落合山林の季節の話題をお送りします

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イイギリ

  • 2007年12月03日

落葉が始まり山に彩りがなくなるこの頃、ひと際目を引くのはイイギリの赤い実です。ナンテンに似た実をつけることからナンテンギリとも呼ばれます。
真珠ほどの大きさの実を房状につけて枝という枝にびっしり垂れ下がっていますが、不思議と鳥に食べられません。あまり美味しくないと思いきや、晩冬、周りの木の実がなくなるころヒヨドリやカラスが食べに来るようです。 記事詳細へ

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紅葉

  • 2007年11月21日

各地で紅葉が見頃となっています。落合の山は年中緑色の植林が多いのですが、所々に自生するモミジやケヤキ、リョウブやハゼノキなどが色付きます。不思議なもので、同じモミジでもまだ青々としている個体もあればオレンジに染まっているものもあり色々です。日当たりや湿度によって違うのでしょうか?
先日、ある講演で『木は葉が大切だ』ということを聞きました。山が水を蓄えられるのは葉が直射日光を遮り、雨水が直接地肌を叩くのを防いでくれる、と。一年を通じて様々な表情を見せてくれる"木の葉"の恩恵に感謝したいです。 記事詳細へ

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センブリ

  • 2007年11月05日

秋の山野草です。花は小ぶりで直径15mm程度。背丈もせいぜい20cmと小さく、周りの植物が大きくなればすぐに負けてしまいます。そのせいなのか、痩せ地で乾燥している場所でも耐えるように自生し花を咲かせます。
毎年この時季になると今年は花数が多いだろうか、株が増えているだろうかと気がかりです。大気の高温化で季節感があまり感じられない折、秋から冬へ変わるこの時期に毎年姿を見せてくれるセンブリは、とても貴重で楽しみな花の一つです。 記事詳細へ

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マツタケの虫

  • 2007年10月18日

マツタケのシーズンが例年より2週間ほど遅れて始まり、発生量も少ない今年、もう一つ悩みの種が松茸を食べてしまう虫たちです。商品価値が落ちるため、選別にはとても気を使います。今年はシーズンに入っても日中の気温が高く、虫入りの割合が例年以上に高いように思えます。
外から食べるものにはナメクジや羽のある虫、中に入って食べるものにはショウジョウバエの幼虫が多いようです。触った時の感触と軸部分の小さな穴を見落とさないよう注意して選別しています。よく、「見えている松茸は大きくならない」と言われますが、虫たちに食べられる確立が高いことが原因かもしれません。 記事詳細へ

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間伐作業

  • 2007年09月30日

自社林の間伐作業を実施しました。
間伐は、人為的に林内照度を調整することによって、樹木の生長を促すものです。今年度予定していたヒノキ17・18年生林とスギ・ヒノキ混合の22年生林の二箇所で、総面積約4ヘクタール(100m×400m)です。
写真は後者の林ですが、実施前はうっそうとして真っ暗だった林内に、適度な光が入り込み明るくなりました。これで再び植林木が枝を広げ、その分根も張って生長してくれるでしょう。利用できるまでにはあと20-30年かかります。 記事詳細へ

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