カヤネズミ
河川沿いの笹刈りをしたところ、笹で編みこまれたソフトボール大のボール状の巣を確認しました。
中には、まだ毛も生えておらず目も見えていないカヤネズミの幼体が5~6匹いました。
岡山県版レッドデータブック2020では準絶滅危惧に指定されています。
前回の報告に続き、希少な種が身近に生息していることを目の当たりにし、
今後は草刈り作業も一度に全面を刈り払うのではなく、
生息域を考慮しながら実施するよう変更していきたいと思います。
昔はススキが生えるような草地ではどこでも見られたようですが、
現在は市街化の進行や河川改修により生息域が減少しています。
このような生き物の生息を確認することが、持続可能な山づくりを考えることにつながります。
【2020.11.23 落合山林】
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