落合山林の季節の話題をお送りします

ヘッダーイメージ

カテゴリー

月別アーカイブ

エンレイソウ

  • 2022年04月11日

何度か紹介している春の山野草ですが、漢字で表すと「延齢草」で
年齢が延びることを連想させる、なんとも縁起の良さそうな名前の植物です。

大きな3枚の葉が特徴で、毎年同じところに出現しますが、
今年は4株ほどまとまって出ていました。

道を拡幅したいけど、法面を削ったらこの植物が絶えてしまうかも、
と思うとなかなか実行できません。しばらくは現状のままでしょうか。

【2022.4.11 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ

山の紅白景色

  • 2022年04月01日

普段の通り道に目を引く光景がありました。
ミツマタの白い花と、アオキの赤い実の共演です。

それぞれだと特に気に留めないのでしょうが、重なって生育していることで目を引く光景でした。

ミツマタは皮が和紙の原料となり、アオキの葉はシカの大好物だそうです。
林内で食べられていない状況を確認できることは、まだこの辺りではシカの絶対数が少ないことを意味します。

【2022.3.29 真庭市西河内】 記事詳細へ

ページの先頭へ

ヤマガラ

  • 2022年03月28日

白黒模様の顔に栗色の体のスズメ大の留鳥。
小さい体ですが声は大きく、天気が良い時間帯に忙しく枝を飛び移ります。
10分ほど同じ木を移動して物色した後は、どこかへ行ってしまうので
食べ物を探しているのでしょう。

間もなく木々の葉が出てくれば、葉の影となり観察しにくくなりますが、
エサとなる昆虫類も増えて、繁殖の時期を迎えることでしょう。

【2022.3.27 落合山林】

記事詳細へ

ページの先頭へ

コウモリモニタリング

  • 2022年03月12日
社有林内の試掘坑跡にコウモリのモニタリング調査に行きました。
これまでも報告事例のある種ですが、引き続き生息が確認できましたので報告します。

1. モモジロコウモリ(岡山県レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類) 2個体
これまでは1個体ずつの確認でしたが、複数同時に見たのは初めてでした。


2. コキクガシラコウモリ(岡山県RDB絶滅危惧Ⅱ類) 30個体
体長は親指ほどと小さく、互いに体を接しないように群れる。


3. キクガシラコウモリ 31個体
体長は大人の拳ほどあり、両翼で体を覆うようにして休みます。


気温が高くなってきましたので、今後は動きが活発になります。次の観察はまた冬になってから。
なお、撮影時にはコウモリへの影響を考慮し、赤いフィルムを張ったライトを使用しました。

【2022.3.12 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ

亜種ダイサギ

  • 2022年03月11日

大型のシラサギです。
姫路城は白鷺城と言われますが、正式にはシラサギという鳥はおらず、
白いサギ類は小さい方からコサギ、チュウサギ、ダイサギなどがいます。

冬期に見られるダイサギの多くは亜種ダイサギと言われ、全長1メートル程度と大型です。
チュウサギは初夏から夏鳥として見られますが、個体数は減少していると言われます。

この時期はカエルや昆虫がいませんので、エサはもっぱら魚がお目当てですが、
最近の近隣河川には魚影が見られずエサ不足が深刻だと予測します。

【2022.3.10 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ