落合山林の季節の話題をお送りします

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アオダイショウの抜け殻

  • 2019年09月14日
ヘビ多発中です。

落合山荘の裏で見つけた全長187センチメートルの抜け殻です。
付近には黒光りするアオダイショウがその場にいてまさに脱ぎたて。
しっとりとした手触りと、独特の臭いは初めての出来事でした。

以前にも紹介しましたが、ヘビの脱皮はストッキングを脱ぐように裏返しに脱ぎます。
手がないため、地面などの抵抗を利用してまさに“這いずり出す”のです。
途中で切れることもありますが、頭からしっぽの先までつながった一本物は見ごたえ十分。
数年後は2メートル超えかも。

【2019.9.11 落合山林】 記事詳細へ

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ヤマカガシ幼蛇

  • 2019年09月11日

ヤマカガシは沖縄諸島を除く本土に生息する2種類の毒蛇のうちの1種です。
実は近年まで有毒とは知られていなかったそうです。

ヒキガエルを捕食することで毒を蓄積していることが分かっていますし、
噛まれると血が凝固する性質があるようなので怖いですよね。

こちらはまだ30㎝以下の幼蛇。
黒×赤模様ですが、黒×青だったり真っ黒タイプがいたりと
色彩豊かなヘビでも知られています。

個体数は減少傾向にあると言われますが、実は落合山林で最も多く出会うヘビです。

【2019.9.8 落合山林】 記事詳細へ

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第1回 落合の森訪問inまにわ

  • 2019年08月28日
8/26(月)、東京から中学生7名と先生方が環境教育にいらっしゃいました。

フィールドでLEAF※1プログラムを実践し、目隠しをして木の匂いを嗅いだり(↑写真)
中の見えない袋に入った木の葉を探し当てたり、目をつむって聞こえた森の音を
絵に表したり(↓写真)しました。


五感が研ぎ澄まされた後、森の風景を写真撮影し、自分のベストショットに
タイトルをつけて発表してもらいました。

斬新な構図やおしゃれなタイトルに驚かされました。「生命力」、「緑光」、、、



少しでも森の良さ、役割が伝われば幸いですし、
またこれからも継続していけたらと願います。


【2019.8.26 岡山落合の森にて】

※1 Learning About Forests、森林産業の普及啓発のために開発されたプログラム 記事詳細へ

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ブッポウソウ

  • 2019年07月14日

森の宝石と呼ばれる夏鳥で岡山県吉備中央町は全国屈指の繁殖地です。
町をあげて保護活動に熱心で巣箱の設置や清掃を継続しています。


今はちょうど給餌期で、巣箱のヒナへエサを頻繁に運んでいる様子が観察できます。
エサは昆虫類(トンボ、バッタ、甲虫)のほかカタツムリなどを好むようですが
意外にもカエルは食べないとか。

この写真は観察中のカメラマンのスコープ(望遠鏡)に写ったものを
スマートフォンに撮っていただいたもの。
あとひと月ほどでボルネオ島辺りに帰っていくそうです。

【2019.7.14 吉備中央町】
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ヒヨドリの巣

  • 2019年07月02日


草刈り中に林道上に落ちているのを発見しました。
右側の巣は数か月前に拾ったもので、乾燥していますが同じヒヨドリのものと思われます。
 
ヒヨドリは日本全土で繁殖し、よく見られる鳥ですが、卵の大きさは直径約3.0cm(長径)と
ペットボトルキャップと同程度です。
 
小さな猛禽類であるモズも似たような巣を作るそうですが、
内側(産座といいます)の作りがより緻密で深いことで区別できるようです。
 
よく観察してみると、木の根をベースに枝や枯れ葉、スギの葉、苔にビニールテープと
様々な材料を絡めて作り上げており感心します。

【2019.7.2 落合山林】 記事詳細へ

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