落合山林の季節の話題をお送りします

ヘッダーイメージ

カテゴリー

月別アーカイブ

樹液

  • 2018年08月02日
夏の森で昆虫を引き寄せる“樹液”について。

私もカブトムシ捕りに行きますが、むやみに山を駆けまわっても捕れません。
明るいうちに樹液の出るクヌギを探しておき、夜になったらそこへ向かうのが最も効率的。

樹液が出ている木は、独特の発酵臭があり数十メートル離れていてもにおってくるので案外見つけやすいのです。
虫たちも匂いに引き寄せられ、待ち伏せしていても飛んできます。

昼間はオオムラサキ(蝶)やスズメバチが群がります。


次第に暗くなってくるとカブトムシやクワガタ、蛾などが寄ってきます。

樹液の源流でしょうか、白い泡のようなものが吹いています。
ここが一番おいしいのか、特等席をめぐって争いが繰り広げられます。

光合成で作られた糖分が通っている管をボクトウガという蛾の幼虫が傷つけて、
寄ってくる小さな虫を食べるそうです。
人為的に傷つけてもこの樹液はでないので、やらないこと。

マナーを守って虫捕りに行きましょう。


【2018.7.29 真庭市西河内】 記事詳細へ

ページの先頭へ

イカル  スズメ目アトリ科イカル属

  • 2018年07月20日

夕方、「キィーコーキー」 という高く澄んだ声で鳴いている野鳥の正体が判明したのは翌朝でした。
黄色く太いくちばしがトレードマークのイカルです。

全長は約23㎝。
事務所前のケヤキの枝から枝へ忙しく飛び回り、頻繁にさえずるのはメスを意識してのことでしょうか。

野鳥の朝は早く、日が昇って気温が上がってくるとほとんど活動が見られなくなります。
日中は日陰で休み、夕方涼しくなるとまた活動します。
人間も見習いたいものです。


【2018.7.20 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ

ニホンヤモリ

  • 2018年06月12日

日本では人家周辺に住み着きますが、基本的には夜行性で警戒心が強く、
じっくりとはお目にかかれません。
夜になると窓ガラスに張り付いて寄ってくる蛾などを捕食しており、
夏の時期は窓越しであれば毎日のように見ることができます。

ニホンの名が付きますが外来種と考えられており、日本固有種にはタワヤモリがいます。
両者の区別方法は鱗の形ですが、未だニホンヤモリに遭遇することばかりです。

しっぽは自切と再生を行うことができトカゲと同様です。

窓に張り付く足の秘密は吸盤ではなく毛が密生していることであり、
バイオミメティクス(生物模倣)としての研究がされています。

【2018.6.10 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ

落巣

  • 2018年06月03日
大きさは8㎝×7㎝、深さは4㎝弱、内側にはちょうどゴルフボールがすっぽりと入る程度の大きさです。



鳥の巣図鑑によるとメジロの巣だと思われます。

特徴として2本の枝の間に作られ、糸状の細長いビニールなどを使い
クモの糸で絡めて小さな椀型であることです。
外側には苔をたくさん絡めており、産座(内部)に使われているシュロの毛は
事務所前に生えているものを使ったのでしょうか。

既に雛が巣立っていればよいのですが。


【2018.6.2 落合山林】 記事詳細へ

ページの先頭へ

ヒヨドリ

  • 2018年04月23日
日本中で見られ、山間部だけでなく都市部でも見ることができる。
それほど珍しい種ではなく、果樹を食害するため農家などには嫌われている。

大きさは30㎝弱あるがすばしっこくてじっくり見ることは少ない。
飛び方が特徴的なので、飛んでいる姿で認識することが多い。



カメラを目いっぱいズームして、ピントもさほどずれずに撮れました。

【2018.4.22 勝山】 記事詳細へ

ページの先頭へ