落合山林の季節の話題をお送りします

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クマタカ

  • 2023年12月02日

飼育していた烏骨鶏がクマタカに襲われました。

クマタカと言えば、国内では絶滅の危機に瀕している“森の王者”です。
生態ピラミッドの頂点に立つ種であり、翼を広げるとその大きさ170センチとも。
ノウサギやヤマドリなど小動物を獲物とする猛禽です。

普段は見たくてもなかなか見れない鳥、憧れの鳥であり
山を管理する身としては、経済性を持たせつつ、クマタカが生息できる山にしたい!と思っていました。

烏骨鶏が襲われたことは残念でしたが、クマタカの存在を教えてくれたことに感謝しています。
悲しさと嬉しさが入り混じる、興奮した一日でした。

※放し飼いにしていた烏骨鶏が襲われたのは3回目であり、いずれもメスが狙われています。
 過去2回は捕食者を特定できておらず、カラスやキツネだと思っていましたが
もしかしたらクマタカだったのかもしれません。

【2023.12.1 落合山林、岡山県レッドデータブック絶滅危惧Ⅰ類】 記事詳細へ

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ザトウムシ

  • 2023年09月29日

脚も8歩ありクモに似ていますが分類学上はクモではなくザトウムシ目となります。
体も小さく、脚も細いため見つけようと思ってもなかなか会えませんが、
葉っぱが動いていたりするとザトウムシが歩いていることがあります。
果たしてここまで長い脚が必要なのでしょうか。

特に危害を加えられることはありませんが、気づかないうちに体に付着することがあり、
首筋を登ってこられるとぞっとします。

【2023.9.26 落合山林】 記事詳細へ

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モリアオガエル

  • 2023年08月07日
夜道を帰っていたところ、車のフロントガラスにモリアオガエルが落ちてきました。

モリアオガエルは6月頃に産卵のために溜まり水に泡状の卵塊を産むことで知られていますが、
孵化したオタマジャクシがカエルになってからの生態はあまりよく知られていません。
森へ帰ることは分かっていますが、産卵時期以外にはあまり見かけることがないのです。

道路上へ張り出した枝から落下してきたと思われますが、案外、樹上生活中心なのかもしれません。
脚が長くてハンサムですね。

#岡山県レッドデータブック 絶滅危惧Ⅱ類

【2023.8.6 落合山林】 記事詳細へ

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モリアオガエル産卵

  • 2023年05月30日
梅雨入りした5月29日夜、雨の刺激を受けてモリアオガエル産卵が始まりました。
池に卵塊が一つ確認され、ほとりにあるマユミの木を見上げるとメスを待ち構えているオスが2匹。
朝方、頭上に卵塊は見られませんでしたので、メスが木に登ってこなかったようです。

昨年の産卵確認が6月10日頃でしたので、今年は季節が10日ほど早く推移しているのでしょうか。
これから雨のたびに卵塊が増えていくのでしょう。

【2023.5.29 落合山林】 記事詳細へ

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メジロ幼鳥

  • 2023年05月23日

作業現場でメジロの幼鳥を確認しました。

伐採したヒノキに営巣していたのか、近くの巣から落ちたのか分かりませんが、
まだ十分飛ぶことができず、ピーピーと鳴くばかりでした。

とりあえず安全な林道脇に置いていたのですが、
しばらくすると親鳥と思われるメジロが鳴き声につられて近くまで来ていました。

野鳥を人間の手で育てることは難しいため、かわいそうですが対処できないのが現実です。

【2023.5.23 落合山林】 記事詳細へ

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