落合山林の季節の話題をお送りします

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カワガラス

  • 2018年02月24日
全身が黒っぽくカラスという名がついていますが、カラスの仲間ではありません。

大きさは22㎝ほどで渓流沿いで見られます。
川の上を直線的に飛んだり、石の上で尻尾を上げ下げしている姿を見ることができます。

ヘビなどの外敵から身を守るため、滝のように流れ落ちる水流の裏側の岩などに
ミズゴケなどを利用して巣を作ります。
一見地味な鳥ですが、力強い鳴き声と愛らしい姿に虜になります。

【2018.2.22 落合山林】 記事詳細へ

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キクガシラコウモリ&モモジロコウモリ

  • 2018年01月14日
今回は社有林内で見つけた2種類のコウモリです。

まずはキクガシラコウモリ。

鼻が菊の花に似ていることからこの名前で呼ばれます。
群れで休むことが多く、ここでは11匹確認できました。
過去に事務所の小屋でも見つけたことがあった種です。

続いてモモジロコウモリ。

こちらは岡山県のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
大きさ5センチ前後でとてもかわいいです。1匹のみの確認でした。

坑内は大量のグアノ(コウモリの糞)が確認できた箇所もあり、
集団での生活が予測できます。
今後も定期的に観察を続けたいです。

【2018.1.14 落合山林】
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ヒミズ

  • 2017年11月28日

道路の真ん中で死んでいた小型のモグラです。
名前の由来は「日見ず」からきており、腐葉土の下で生活します。
前足がさほど大きくなく、穴掘りはあまり得意ではありません。

今年は5月にも道上で死んだ個体を見つけましたが、
独特の臭いがあるようで猫やカラスも好んで食べません。

似た種に、より小型のヒメヒミズがいますが、
こちらは中国地方では大山でのみ記録されており
岡山県内では未だ未確認です。
下あごの数や尾の長さで区別できます。

【2017.11.12 真庭市西河内】

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セトウチマイマイの交尾

  • 2017年10月15日
日本に約800種類がいるカタツムリ。
移動能力が低いため、地域ごとにそれぞれの環境に適応して進化してきました。

こちらは中国地方で見られるセトウチマイマイと思われ、殻径21~36㎜、樹上性の種類です。



大部分のカタツムリは雌雄同体で、2匹が出会った時に交尾をするようです。

カタツムリの生殖器は、童謡カタツムリの「♪角出せ、槍出せ、頭出せ~」の槍のことで、
右巻きの場合には体の右側に、左巻きの場合は体の左側にあります。
よって、右巻き同士であれば写真のように生殖孔の位置を合わせて、一方が雄の役割を、もう一方が雌の役割をして交尾ができるようです。

ナメクジはカタツムリの貝殻が退化したものですし、殻の形や色が珍しいものも多く、調べていくとカタツムリの世界に引き込まれそうです。

【2017.9 落合山林】 記事詳細へ

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ヘビの共食い

  • 2017年09月06日


ヘビがヘビを捕食している光景です。
捕食者はシマヘビ、呑まれている方がシロマダラという種類です。
シロマダラもまだ生きており、必死に抵抗して絡みついていましたが、
ゆっくりゆっくり呑みこまれていきます。

一般的にはヘビはカエルやネズミ、鳥の卵などを食べますが、
このような場合もあるのですね。
ヘビの天敵はヘビということでしょうか。

【2017.9.6 落合山林】 記事詳細へ

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